小さな事業所の、飾らない話
ノベラクトケア(株式会社Noveract)は、埼玉県川越市に本社を置き、さいたま市西区に事業所を構えている重度訪問介護の事業所です。
大手のチェーンではありません。全国に何十もの拠点があるわけでもありません。埼玉の一角で、重い障害のある方の暮らしを支えている、小さな事業所です。
この記事では、私たちがどんな想いで仕事をしているのか、実際にどんな環境で働けるのかを、できるだけ飾らずにお伝えしたいと思います。採用ページにありがちな「キラキラした言葉」は控えめにして、等身大の話をします。
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なぜこの仕事をしているのか
「自宅で暮らしたい」を支える仕事
重度訪問介護とは、重い障害のある方がご自宅で暮らし続けるためのサービスです。
人工呼吸器を使っている方、自分でたんを出すことが難しい方、食事を口から摂ることが困難な方。そうした方々が、病院や施設ではなく自分の家で、自分の生活を送るために、私たちスタッフが訪問してケアを行います。
「自分の家で暮らしたい」
これは、障害の有無にかかわらず、多くの人が持つ当たり前の願いです。でも、重い障害のある方にとって、それは簡単なことではありません。24時間、誰かの支えが必要な場合もあります。
その「支え」の一端を担うのが、私たちの仕事です。
夜の時間を支えるということ
利用者さんの暮らしは、昼も夜も続きます。夜中にたんの吸引が必要になることもあれば、体の向きを変えるサポートが必要なこともあります。
ノベラクトケアは24時間365日のサービスを提供しています。「一緒に夜を支える」という表現をタイトルに使ったのは、夜の時間帯のケアが、この仕事の中でも特に大切で、特に人手が必要な部分だからです。
夜、利用者さんのそばにいて、安心して眠れる環境をつくる。それは地味な仕事かもしれません。でも、その夜があるから、利用者さんの「明日」があるのだと思っています。
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大切にしていること
利用者さんの生活を尊重する
私たちの仕事は、利用者さんの生活に入らせていただく仕事です。利用者さんには、それぞれの生活リズム、好み、こだわりがあります。
テレビの音量、部屋の温度、布団のかけ方。小さなことに思えるかもしれませんが、それが「その方の暮らし」です。私たちは、自分たちの都合やルールを押しつけるのではなく、利用者さんの暮らしに合わせてケアを行うことを大切にしています。
もちろん、安全上どうしても必要なことは、きちんとお伝えします。でも、「正しいケア」と「利用者さんの希望」が食い違ったときに、一方的に「こうすべきです」と決めつけないようにしています。
スタッフの体調も大事にする
介護の仕事で、「利用者さん第一」という言葉をよく聞きます。もちろん、利用者さんのケアが最優先であることに異論はありません。
ただ、スタッフが疲弊していたら、良いケアはできません。
夜勤明けでふらふらの状態で、細やかな気配りができるでしょうか。体調が悪いのに無理をして、判断を誤ったら、利用者さんにも迷惑がかかります。
だから、ノベラクトケアではスタッフの体調管理も大事なこととして位置づけています。「無理をしないでください」と口先だけで言うのではなく、シフトの組み方や休みの取り方で、できる限りの配慮をしています。
完璧にできているかと言われれば、まだまだ足りない部分もあります。でも、「スタッフを大事にしなければ、利用者さんを大事にできない」という考え方は、事業所全体で共有しています。
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全スタッフが医療的ケア資格を持っている理由
ノベラクトケアでは、すべてのスタッフが医療的ケア(喀痰吸引・経管栄養)の資格を保有しています。
これは自慢したくて言っているのではありません。理由があります。
誰がシフトに入っても対応できるように
利用者さんの中には、夜中に何度もたんの吸引が必要な方がいます。急にたんが絡んで苦しくなることもあります。
もし、その夜のシフトに入っているスタッフが吸引の資格を持っていなかったら、どうなるでしょうか。利用者さんは苦しいまま、看護師が来るのを待つしかありません。
そういう状況をつくりたくないというのが、全スタッフに資格取得をお願いしている理由です。
「入社したら必ず資格を取らなければならないの?」と思う方もいるかもしれません。はい、研修を受けていただくことは前提としてお願いしています。ただし、研修費用は事業所がサポートしますし、段階を踏んで進めていきますので、いきなり一人で何もかもやらされるということはありません。
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働く環境について
24時間シフト制
重度訪問介護は24時間のサービスです。そのため、シフト制で勤務します。
日勤、夜勤、宿直など、シフトのパターンは利用者さんのケア内容によって変わります。事前にシフトを組み、無理のない範囲で調整しています。
「夜勤が必須ですか?」と聞かれることがありますが、原則として夜勤にも入れる方を募集しています。ただ、家庭の事情などで夜勤が難しい場合は、相談に応じます。最初から「絶対に無理」と決めつけず、まずは話を聞かせてください。
研修制度
未経験の方が入社した場合、いきなり一人で利用者さんのお宅に行くことはありません。
- - 座学研修:重度訪問介護の基礎、医療的ケアの知識、感染予防などを学びます
- - 同行研修:先輩スタッフと一緒に利用者さんのお宅を訪問し、実際のケアを見ながら覚えます
- - 段階的な独り立ち:少しずつ、できることを増やしていきます。独り立ちのタイミングは、本人の習熟度を見ながら判断します
「ちゃんと教えてもらえるのか不安」という声はよく聞きます。正直なところ、大企業のような体系的な研修プログラムが整備されているかと言えば、まだ発展途上の部分もあります。ただ、「わからないことを聞きにくい」という雰囲気にはしないよう、意識しています。
資格取得サポート
先ほども触れましたが、医療的ケアの資格取得をサポートしています。
- - 喀痰吸引等研修の費用負担
- - 研修期間中のシフト調整
「資格を取りたいけど、お金も時間もない」という方にとって、このサポートは大きいと思います。入社してから資格を取る方がほとんどですので、入社時点で資格を持っている必要はありません。
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正直に言わなければいけないこと
ここからは、あえて厳しいことを書きます。採用の記事で良いことばかり書くのは不誠実だと思うからです。
楽な仕事ではありません
重度訪問介護は、体力も精神力も使う仕事です。長時間のケアになることもあります。利用者さんの体調が急変することもあります。常に気を張っている必要がある場面は少なくありません。
夜勤があります
夜勤は身体的な負担が大きいです。生活リズムの管理が必要ですし、夜中に眠気と戦いながらケアを行うこともあります。慣れるまでは特にきついと感じるかもしれません。
責任があります
利用者さんの命に関わるケアを行います。たんの吸引ひとつとっても、手順を間違えれば利用者さんの健康に影響します。「なんとなく」で済ませていい仕事ではありません。
それでも
ここまで読んで、「やっぱり大変そうだ」と思った方。その感覚は正しいです。
でも、こういう仕事だからこそ、「ここで働いてよかった」と思える瞬間があるのも事実です。
利用者さんが穏やかに眠っている夜。朝になって「おはよう」と目を合わせてくれる瞬間。ご家族から「あなたが来てくれて安心しています」と言ってもらえたとき。
そういう瞬間は、意図して作れるものではありません。日々のケアを丁寧に積み重ねた先に、ふとやってきます。
大変なこともある。でも、その大変さに見合うだけのものがある。
そう感じられるかどうかは、実際に働いてみないとわかりません。ただ、私たちと一緒に働いてくれる仲間には、正直にそう伝えたいと思っています。
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募集について
現在、ノベラクトケアでは正社員・パートともに募集しています。
こんな方に来てほしい
- - 介護の仕事に興味がある方(経験は問いません)
- - 責任感を持って仕事に取り組める方
- - 利用者さんの暮らしを尊重できる方
- - 夜勤にも対応できる方(相談可)
- - 医療的ケアの資格取得に前向きな方
「介護の経験がないとダメですか?」とよく聞かれますが、経験は必須ではありません。大事なのは、経験よりも、この仕事に真摯に向き合おうとする姿勢です。
勤務地
- - さいたま市西区の事業所を拠点に、利用者さんのご自宅へ訪問します
- - 本社は川越市にあります
代表より
代表の岡部洸希です。
ノベラクトケアは、まだ小さな事業所です。大手のような知名度も、立派なオフィスもありません。でも、利用者さんの暮らしを24時間365日支えるという仕事に、真剣に向き合っています。
「完璧な職場です」とは言いません。改善すべきことはたくさんあります。でも、一緒に成長していける仲間を探しています。
「介護の仕事ってどんな感じだろう」「自分にもできるかな」。そんな段階で構いません。まずは話を聞きに来てください。
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「ちょっと話を聞いてみたい」だけでもOKです
「応募する」と決めていなくても大丈夫です。
- - 「どんな仕事なのか、もう少し詳しく知りたい」
- - 「自分に向いているかどうか、相談したい」
- - 「給料や勤務時間について聞きたい」
- - 「見学はできますか?」
どんなことでも構いません。お気軽にお電話ください。
電話:048-871-6572
私たちは、完璧な仲間を求めているのではありません。「一緒にやってみよう」と思ってくれる方を待っています。
