「夜中に何回も起きなきゃいけない」「いつ呼ばれるかわからなくて、熟睡できない」――。
ご家族の介護をされている方の中で、夜間のケアに一番つらさを感じている方はとても多いです。
この記事では、夜の介護の負担を減らす方法として、24時間対応の介護サービス「重度訪問介護」についてやさしく解説します。
夜中の介護、本当にしんどいですよね
たとえば、こんな毎日を過ごしていませんか?
- - 夜中に2〜3回、体の向きを変えるために起きている
- - たんの吸引が必要で、深夜でもすぐ対応しなければならない
- - トイレの介助で何度も目が覚める
- - 「何かあったらどうしよう」と気が張って眠れない
- - 朝になっても疲れがとれず、日中もぼんやりしてしまう
こうした状態が何日も、何ヶ月も続くと、介護をしているご家族の体と心は限界に近づいてしまいます。「自分が倒れたらどうしよう」という不安を抱えながらも、誰にも頼れずにいる方が少なくありません。
夜の介護のつらさは、経験した人にしかわかりません。でも、その負担を減らせる制度がちゃんとあります。
「夜だけ来てもらう」ことはできる?
結論から言うと、できます。
「重度訪問介護」という制度を使えば、夜間だけヘルパーさんに来てもらうことが可能です。「夜10時から朝6時まで」「深夜の時間帯だけ」といった使い方もできます。
「介護のサービスは昼間だけでしょ?」と思われるかもしれませんが、重度訪問介護は24時間いつでも対応できるサービスです。夜間に限定した利用もまったく問題ありません。
24時間対応の「重度訪問介護」とは
重度訪問介護は、重い障害のある方がご自宅で暮らし続けるために、長い時間にわたってサポートを受けられる国の制度です。
一般的な訪問介護(ヘルパーさんが来てくれるサービス)は、1回あたり30分〜1時間程度で終わってしまうことがほとんどです。一方、重度訪問介護は数時間から24時間の連続したケアが受けられます。
つまり、「夜の間ずっとそばにいてもらう」ということが制度として認められているのです。
普通の訪問介護との違い
- - 一般的な訪問介護:1回30分〜1時間程度。昼間の決まった時間に来て、決まったことをして帰る
- - 重度訪問介護:数時間〜24時間の連続ケアが可能。夜間も対応。見守りや付き添いも含まれる
この「長い時間」「夜間も対応」という点が、夜の介護に悩むご家族にとって大きな違いになります。
夜間にしてもらえること
重度訪問介護の夜間ケアでは、具体的に以下のようなことをヘルパーさんにお願いできます。
体の向きを変える(体位変換)
長時間同じ姿勢でいると、皮膚が圧迫されて「床ずれ(じょくそう)」ができてしまいます。夜間に定期的に体の向きを変えることで、床ずれを防ぎます。
たんの吸引
呼吸器の病気や障害がある方は、夜間もたんの吸引が必要になることがあります。重度訪問介護のヘルパーさんは、たんの吸引の研修を修了した資格を持つスタッフが対応しますので安心です。
トイレの介助・おむつ交換
夜中のトイレの介助やおむつの交換も、ヘルパーさんが対応します。ご本人の状態に合わせて、無理のないペースでケアを行います。
見守り
「今すぐ何かをする」わけではなくても、そばにいて様子を見てくれることは大きな安心になります。体調の急な変化にもすぐに気づいて対応できます。
人工呼吸器の管理
人工呼吸器を使っている方の場合、機器の状態確認やアラーム対応なども行います。ご家族が夜通し機器を見張る必要がなくなります。
その他
- - 夜中に目が覚めたときの水分補給の介助
- - 寝具の調整や室温の管理
- - 体調の急変時の緊急対応
ご家族が夜ぐっすり眠れるようになる
夜間の介護をヘルパーさんにお任せすることで、一番大きく変わるのはご家族の睡眠です。
「夜中に何回も起きなくていい」「朝までぐっすり眠れる」。たったこれだけのことが、日々の生活を大きく変えます。
- - 体の疲れがとれる — 睡眠がしっかりとれることで、日中の介護にも余裕が生まれます
- - 気持ちが安定する — 慢性的な寝不足は、イライラや落ち込みの大きな原因です。眠れるようになるだけで、気持ちが楽になる方がたくさんいます
- - 自分の体を守れる — 介護をする方が倒れてしまったら、ご本人の生活も立ち行かなくなります。ご家族が健康でいることは、ご本人のためにもとても大切です
- - ご本人も安心 — プロのヘルパーさんが見てくれている安心感は、ご本人にとっても大きなものです
「自分が夜寝てしまったら申し訳ない」と感じる方もいるかもしれません。でも、ご家族がしっかり休むことは、介護を長く続けるために欠かせないことです。プロの力を借りることは、決して後ろめたいことではありません。
費用はどのくらい?
「24時間のサービスなんて、すごく高いのでは?」と心配される方もいると思います。
重度訪問介護は国の障害福祉サービスなので、利用者の自己負担は原則1割です。しかも、世帯の収入に応じて月々の自己負担の上限額が決まっており、上限を超えた分はすべて公費(税金)でまかなわれます。
月々の自己負担上限額の目安
- - 生活保護を受けている世帯 — 0円(自己負担なし)
- - 住民税が非課税の世帯(低所得) — 0円(自己負担なし)
- - 住民税が課税の世帯(所得割16万円未満) — 月額上限9,300円
- - 上記以外の世帯 — 月額上限37,200円
たとえば、月額上限が9,300円の世帯であれば、毎晩ヘルパーさんに来てもらっても、月の自己負担は最大9,300円です。どれだけ長い時間利用しても、この上限を超えることはありません。
「うちはいくらになるんだろう?」と気になった方は、お気軽にお問い合わせください。世帯の状況に合わせて、具体的な金額をお伝えできます。
「夜だけ」「週末だけ」という使い方もOK
重度訪問介護は、必ずしも24時間フルで利用しなければいけないわけではありません。ご家族の状況やご本人の状態に合わせて、柔軟な使い方ができます。
- - 「夜だけ」 — 夜10時〜朝6時など、夜間の時間帯だけ利用する
- - 「週末だけ」 — 平日はご家族が対応し、週末だけヘルパーさんにお願いする
- - 「特に大変な時間帯だけ」 — たんの吸引が頻繁な深夜帯だけ利用する
- - 「日中も夜も」 — 24時間通して利用する
最初は「夜だけ」から始めて、必要に応じて時間を増やしていくこともできます。「いきなり長時間は不安」という方も、少しずつ試していけるので安心です。
どんな人が使えるの?
重度訪問介護を利用するには、障害支援区分(しょうがいしえんくぶん)という国の認定で区分4以上と判定される必要があります。
障害支援区分とは、どのくらい支援が必要かを国が判定する仕組みです。区分1〜6の6段階があり、数字が大きいほど支援の必要度が高いことを意味します。
夜間の介護が必要な方の多くは、区分4以上に該当するケースが多いです。「自分(家族)は使えるの?」と気になった方は、まずはお住まいの市区町村の障害福祉課か、私たちノベラクトケアにご相談ください。
まずはお気軽にご相談ください
夜の介護のつらさは、一人で抱え込む必要はありません。重度訪問介護を使えば、夜間のケアをプロに任せて、ご家族がしっかり眠れる生活を取り戻すことができます。
ノベラクトケア(株式会社Noveract)は、埼玉県川越市に本社、さいたま市西区に事業所を構え、24時間365日体制で重度訪問介護を提供しています。
- - 全スタッフが医療的ケアの資格を保有 — たんの吸引や経管栄養にも、どのスタッフでも対応できます
- - 24時間365日対応 — 夜間のケア、深夜の急な体調変化にも対応します
- - 「夜だけ」のご利用も歓迎 — ご家族の状況に合わせた柔軟なケアプランをご提案します
「夜の介護がつらい」「夜だけ誰かに来てほしい」。そんなお気持ちがあれば、まずは一度ご相談ください。お電話は24時間いつでも受け付けています。
お電話でのご相談:048-871-6572(24時間365日対応)
費用のこと、利用の条件のこと、どんな些細なことでも構いません。ご家族の夜が少しでも楽になるよう、一緒に考えさせてください。
