ノベラクトケアノベラクトケア- 重度訪問介護 -
やさしい制度解説

「うちの家族も使える?」重度訪問介護の対象をわかりやすくチェック

「重度訪問介護っていう制度があるらしいけど、うちの家族も使えるのかな?」

ご家族の介護について調べているなかで、こんな疑問を持たれた方も多いのではないでしょうか。制度の説明を読んでも、専門用語が多くてわかりにくい。自分の家族が当てはまるのかどうか、判断できない。

この記事では、重度訪問介護の対象となる方の条件を、できるだけやさしい言葉で解説します。「使えるかどうか」の目安がわかるように書きましたので、ぜひ最後までお読みください。

まず結論:こんな方が使える制度です

重度訪問介護は、日常生活のほとんどに介助が必要な、重い障害のある方のための制度です。大きく分けると、次の3つのケースに当てはまる方が対象になります。

  • - 身体の障害が重い方 — 手足が動かしにくく、食事・入浴・トイレなどに常に介助が必要な方
  • - 知的障害が重い方 — ひとりでの生活が難しく、常に見守りや介助が必要な方
  • - 精神障害が重い方 — 日常生活を送るうえで、常にそばで支える人が必要な方

ポイントは「常に介助や見守りが必要」という点です。一時的に手伝いが必要な場合ではなく、生活全体を通じて継続的にケアが必要な方が対象となります。

具体的にはどんな病気や障害が対象になるの?

重度訪問介護を利用されている方に多い病気や障害をご紹介します。以下はあくまで一例で、ここに載っていない病気でも対象になることがあります。

ALS(筋萎縮性側索硬化症)

体を動かすための神経が少しずつ働かなくなる病気です。進行すると手足が動かなくなり、話すことや飲み込むこと、呼吸にも介助が必要になります。重度訪問介護を利用される方がとても多い病気のひとつです。

筋ジストロフィー

筋肉が少しずつ弱くなっていく病気です。歩くこと、立ち上がること、腕を動かすことが難しくなり、日常生活のさまざまな場面で介助が必要になります。

脳性麻痺

生まれたときや赤ちゃんのころに脳に損傷を受けたことで、手足の動きに障害が残る状態です。障害の程度はさまざまですが、重度の場合は常に介助が必要です。

脊髄損傷

事故や病気で背骨の中を通る神経(脊髄)を損傷した状態です。損傷した場所によって、両足だけが動かなくなったり、両手両足が動かなくなったりします。

パーキンソン病

脳の神経に異常が起きて、手足のふるえ、体のこわばり、動きにくさが現れる病気です。進行すると、日常生活の多くの場面で介助が必要になります。

重度の知的障害

知的な発達に大きな遅れがあり、身のまわりのことをひとりで行うことが難しい状態です。常に見守りや声かけ、直接的な介助が必要な方が対象となります。

重度の精神障害

統合失調症や重いうつ病などにより、日常生活を自分で管理することが著しく難しい状態です。常にそばで見守りや支援が必要な方が対象になることがあります。

上の病名に当てはまらなくても、対象になる場合があります。「うちは違うかな」と思っても、一度相談してみることをおすすめします。

「障害支援区分4以上」って何?

重度訪問介護を使うためには、「障害支援区分4以上」という条件があります。

この「障害支援区分」とは、どのくらい支援が必要かを表す区分けのことです。区分1から区分6まであり、数字が大きいほど「より多くの支援が必要」ということを意味します。

わかりやすく言えば、生活の中でどれだけ手助けが必要かを示す「ものさし」のようなものです。

  • - 区分1〜3 — 生活の一部に支援が必要
  • - 区分4〜6 — 生活の多くの場面で常に支援が必要

重度訪問介護は区分4以上の方が利用できます。つまり、「日常生活の多くの場面で、常に誰かの手助けが必要な状態」と認められた方が対象です。

なお、入院中に重度訪問介護のスタッフに来てもらう場合は、区分6の認定が必要です。

区分の認定はどうやって受けるの?

「区分4以上」と言われても、自分の家族がどの区分になるのかわからないですよね。障害支援区分は、お住まいの市区町村に申請して、調査を受けて決まります

認定までの流れ

ステップ1:市役所に申請する

お住まいの市区町村の障害福祉課(市役所の窓口)に行って、「障害支援区分の認定を受けたい」と伝えます。申請書を提出すると、手続きが始まります。

ステップ2:調査員がご自宅に来る

市区町村から調査員(認定調査員)が来て、ご本人の状態を確認します。「食事はひとりでできますか?」「トイレは介助が必要ですか?」「コミュニケーションはとれますか?」など、約80の項目について聞き取りが行われます。

このとき大切なのは、「いつもの状態」をそのまま伝えることです。調査の日にたまたま調子が良かったとしても、普段困っていることはしっかり伝えてください。遠慮して「大丈夫です」と言ってしまうと、実際よりも軽い区分に判定されることがあります。

ステップ3:主治医の意見書

調査と並行して、主治医に身体や精神の状態についての意見書を書いてもらいます。これは市区町村から主治医に依頼が届く仕組みです。

ステップ4:審査会で区分が決まる

調査の結果と主治医の意見書をもとに、専門家による審査会が開かれ、障害支援区分が決定されます。結果は書面で届きます。

認定にかかる期間

申請から認定まで、おおむね1〜2か月かかります。すぐに結果が出るわけではないので、早めに申請しておくことが大切です。

こんな場合はどうなる?よくある質問

重度訪問介護の対象について、よくいただく質問にお答えします。

Q. 65歳以上でも使えますか?

使える場合があります。65歳になる前から障害福祉サービスを利用していた方は、65歳以降も引き続き重度訪問介護を利用できることがあります。

ただし、65歳以上の方は介護保険のサービスが優先される仕組みになっているため、個別の状況によって判断が変わります。まずは市区町村の窓口にご相談ください。

Q. 子どもでも使えますか?

使えます。重度訪問介護には年齢の下限はありません。障害支援区分の認定を受ければ、お子さまでも利用することができます。

実際に、重度の身体障害や知的障害のあるお子さまが利用されているケースもあります。ただし、小さなお子さまの場合は、障害支援区分の認定調査の方法が異なることがあります。

Q. 今は普通の訪問介護(居宅介護)を使っているけど、切り替えられますか?

切り替えられる場合があります。現在、居宅介護(一般的な訪問介護)を利用されていて、障害支援区分が4以上であれば、重度訪問介護に切り替えることができます。

居宅介護は1回あたりの利用時間が短いのに対して、重度訪問介護は長時間の連続したケアを受けられるのが大きな違いです。「今の訪問介護では時間が足りない」「もっと長い時間見てもらいたい」と感じている方は、切り替えを検討する価値があります。

切り替えの手続きについては、担当の相談支援専門員(ケアの計画を作ってくれる方)や市区町村の窓口にご相談ください。

Q. 障害者手帳を持っていなくても申請できますか?

申請できます。障害者手帳の有無と、障害支援区分の認定は別の制度です。手帳を持っていなくても、障害支援区分の認定申請はできます。

たとえば、難病と診断されているけれど障害者手帳は持っていない、という方も申請の対象になります。まずは市区町村の障害福祉課で相談してみてください。

Q. 要介護認定(介護保険)とは違うものですか?

別の制度です。「要介護1〜5」は介護保険の制度で、主に65歳以上の方が対象です。一方、「障害支援区分1〜6」は障害福祉の制度で、年齢に関係なく障害のある方が対象です。

名前が似ていてまぎらわしいのですが、まったく別の仕組みです。重度訪問介護を使うには、障害支援区分の認定が必要です。

Q. 認定調査で区分4未満になってしまったらどうすればいい?

認定結果に納得できない場合は、不服申し立て(審査請求)をすることができます。また、状態が変わった場合は区分変更の申請もできます。

調査のときに普段の状態をうまく伝えられなかった場合もありますので、次の調査では困っていることを具体的にメモにまとめておくと良いでしょう。

「使えるかどうか」は相談すればすぐわかります

ここまで読んで、「うちの家族は対象になりそうだけど、確信が持てない」と感じた方もいらっしゃると思います。

実は、対象になるかどうかは、専門のスタッフに相談すればすぐに見当がつきます。ご家族の状態を電話で伝えるだけで、「おそらく対象になります」「まずはこの手続きをしましょう」といったアドバイスがもらえます。

制度のことを全部理解してから相談する必要はありません。「よくわからないけど、うちの場合はどうですか?」。そのひと言で大丈夫です。

ノベラクトケアにご相談ください

ノベラクトケア(株式会社Noveract)は、埼玉県川越市に本社、さいたま市西区に事業所を構え、重度訪問介護を専門に提供しています。

  • - 全スタッフが医療的ケアの資格を保有 — たんの吸引や経管栄養が必要な方にも、どのスタッフでも対応できます
  • - 24時間365日対応 — 日中だけでなく、夜間や休日も含めた長時間のケアに対応しています
  • - 無料相談 — 対象になるかどうかの確認、制度の説明、申請手続きのご案内まで、すべて無料で対応します

電話番号:048-871-6572

「対象になるか聞きたいだけ」「まだ何も決めていない」。そんな段階でも大丈夫です。お気軽にお電話ください。川越市・さいたま市を中心に、埼玉県内で対応しています。

ノベラクトケア

ノベラクトケア(株式会社Noveract)

埼玉県川越市を拠点に、24時間365日体制で重度訪問介護を提供。全スタッフが医療的ケア資格を保有し、専門性の高い在宅ケアをお届けしています。

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