「重度訪問介護」って聞いたことありますか?
ご家族に重い障害がある方を自宅で介護していると、こんな悩みはありませんか?
- - 「ヘルパーさんに来てもらっているけど、1回の時間が短くて足りない」
- - 「夜中もケアが必要なのに、誰にも頼めない」
- - 「医療的なケアもあるから、対応できる人が限られている」
そんなときに知っておいていただきたいのが、「重度訪問介護(じゅうどほうもんかいご)」という制度です。
この記事では、重度訪問介護がどんなサービスなのか、専門用語をなるべく使わず、ご家族向けにやさしく解説します。「うちの家族も使えるのかな?」と思ったら、ぜひ最後まで読んでみてください。
普通のヘルパーさんと何が違うの?
「ヘルパーさんに来てもらう」というと、多くの方がイメージするのは、1回30分〜1時間くらいの訪問ではないでしょうか。食事の準備を手伝ってもらったり、お風呂に入るのを手伝ってもらったりして、終わったらヘルパーさんは帰る——そんな形です。
これは「居宅介護(きょたくかいご)」と呼ばれるサービスで、決まった時間に決まったことをしてもらう仕組みです。
一方、重度訪問介護は「長い時間、ずっとそばにいてもらえる」サービスです。
朝から夜まで、場合によっては夜通し、ヘルパーさんがそばにいてくれます。食事やお風呂の時間だけでなく、見守りや急な体調の変化への対応、ちょっとした身の回りのお手伝いまで、生活全体を支えてくれるのが大きな違いです。
わかりやすくまとめると、こうなります。
- - 普通のヘルパーさん(居宅介護) — 短い時間で、決まったお手伝いをしてくれる
- - 重度訪問介護 — 長い時間そばにいて、生活をまるごと支えてくれる
「短時間のヘルパーさんだけでは足りない」「ずっと誰かがそばにいてくれたら安心なのに」と感じているご家族にとって、重度訪問介護はとても心強い制度です。
どんな人が使えるの?
重度訪問介護は、重い障害があって、日常生活に長い時間の介助が必要な方が使えるサービスです。
具体的には、お住まいの市区町村に申請して、「この方には手厚い支援が必要です」という認定を受ける必要があります。これは「障害支援区分(しょうがいしえんくぶん)」と呼ばれるもので、1から6までの段階があります。数字が大きいほど、支援の必要度が高いことを表します。
重度訪問介護を使うには、区分4以上の認定が必要です。
「区分って何?難しそう…」と思われるかもしれませんが、ご家族が自分で判断する必要はありません。市区町村の窓口に相談すると、調査員が自宅を訪問して、普段の生活の様子を聞き取り調査してくれます。その結果と、お医者さんの意見をもとに区分が決まります。
こんな方が利用されています
重度訪問介護は、たとえば次のような方に多く利用されています。
- - ALS(筋萎縮性側索硬化症)の方 — 体を動かすことが難しくなり、呼吸や食事にも介助が必要になる病気です
- - 筋ジストロフィーの方 — 筋力が少しずつ弱くなり、日常のほとんどの動作に手助けが必要になります
- - 脳性麻痺の方 — 手足を動かすことが難しく、常に介助が必要な方もいらっしゃいます
- - 脊髄損傷(せきずいそんしょう)の方 — 事故やけがで手足に麻痺がある方です
- - 重い知的障害や精神障害があり、常に見守りが必要な方
「うちの家族は対象になるのかな?」と思ったら、まずは市区町村の障害福祉の窓口に相談してみてください。対象になるかどうか、一緒に確認してもらえます。
何をしてもらえるの?
重度訪問介護では、生活に必要なさまざまなサポートを受けることができます。「これもお願いできるの?」と思うくらい、幅広い内容です。
体のお世話(身体介護)
- - 食事の介助(食べさせてもらう、食べやすい姿勢にしてもらう)
- - お風呂の介助(体を洗う、湯船に入る手伝い)
- - トイレの介助(おむつ交換も含みます)
- - 着替えの手伝い
- - 寝返りや体の向きを変える(床ずれの予防にもなります)
家事のお手伝い
- - 食事の準備・調理
- - 洗濯
- - 掃除
- - 買い物
見守り
「何もしていない時間」もそばにいてくれるのが、重度訪問介護の大きな特徴です。
普通のヘルパーさん(居宅介護)は、「食事の介助」「入浴の介助」など決まったお手伝いをしたら帰りますが、重度訪問介護では、その合間の時間もそばにいてくれます。
急に体調が変わったとき、痰(たん)の吸引が必要になったとき、すぐに対応してもらえるので、ご家族も安心して休むことができます。
外出のサポート
- - 病院への通院に付き添い
- - 買い物への同行
- - 散歩や外出のお手伝い
「一人では外に出られないから、ずっと家にいるしかない」という状況を変えることができます。
医療的ケア
重い障害のある方の中には、日常的に医療的なケアが必要な方もいらっしゃいます。
- - 痰の吸引(たんのきゅういん) — 口や鼻、気管に詰まった痰を機械で吸い取ること
- - 経管栄養(けいかんえいよう) — 胃ろうや鼻からのチューブを通して栄養を入れること
これらのケアは、専門の研修を受けたスタッフが対応します。すべてのヘルパーさんが対応できるわけではないので、事業所を選ぶときには「医療的ケアに対応できるか」を必ず確認してください。
いくらかかるの?
「こんなに手厚いサービスだと、お金がたくさんかかるのでは…」と心配される方もいらっしゃると思います。
ご安心ください。重度訪問介護は国の制度(障害福祉サービス)なので、ご家族がすべての費用を負担するわけではありません。
自己負担の仕組み
自己負担は原則としてサービス費用の1割ですが、世帯の収入に応じた月々の上限額が決まっています。上限を超えた分は、国や自治体が負担してくれます。
- - 生活保護を受けている世帯 — 自己負担は0円
- - 住民税がかかっていない世帯(非課税世帯) — 自己負担は0円
- - 住民税がかかっている世帯(所得割16万円未満) — 月の上限は9,300円
- - それ以外の世帯 — 月の上限は37,200円
つまり、月にどれだけ長い時間サービスを利用しても、自己負担がこの上限を超えることはありません。
たとえば上限が9,300円の世帯なら、毎日長時間のケアを受けても、月々の支払いは最大9,300円です。非課税世帯の方は0円で利用できます。
「思ったより安い」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。費用のことが心配で利用をためらっている方は、ぜひ一度ご相談ください。
使いたいときはどうすればいい?
「重度訪問介護を使ってみたい」と思ったら、まずはお住まいの市区町村の「障害福祉課」に相談するのが第一歩です。
おおまかな流れは次のとおりです。
- 市区町村の窓口に相談する — 「重度訪問介護を利用したい」と伝えてください
- 認定調査を受ける — 調査員が自宅を訪れて、普段の生活の様子を聞き取ります
- 障害支援区分が決まる — 調査の結果とお医者さんの意見をもとに、区分が認定されます
- 受給者証をもらう — 区分4以上の認定が出ると、サービスを使うための「受給者証」がもらえます
- 事業所を選ぶ — 重度訪問介護を行っている事業所の中から、合うところを選びます
- 利用開始 — ケアの計画を立てて、サービスがスタートします
認定調査のときに気をつけてほしいこと
調査員が来たとき、つい「普段より元気なところ」を見せたくなるかもしれません。でも、ありのままの生活を正直に伝えることがとても大切です。
「夜中に何度も起きる」「痰の吸引が頻繁にある」「一人にすると危ない」など、普段の困りごとをメモにまとめておくと、調査員に正確に伝えられます。
埼玉で重度訪問介護をお探しなら——ノベラクトケア
ノベラクトケア(株式会社Noveract)は、埼玉県川越市に本社を置き、さいたま市西区にも事業所を構える重度訪問介護の事業所です。
ノベラクトケアの3つの特徴
- - 24時間365日対応 — 早朝でも深夜でも、休日でも年末年始でも対応しています。「夜だけお願いしたい」「週末だけ来てほしい」といったご希望にも柔軟にお応えします
- - 全スタッフが医療的ケアの資格を保有 — 痰の吸引や経管栄養に、どのスタッフでも対応できます。「担当の人が休みの日は医療的ケアができない」という心配がありません
- - 川越市・さいたま市を中心にサービスを提供 — 地域に根ざした事業所として、近隣の市町村にも対応しています
まずはお気軽にご相談ください
「うちの家族は使えるの?」「費用はどれくらい?」「まだ受給者証を持っていないけど大丈夫?」——どんなことでも構いません。
電話番号:048-871-6572
お電話でもお問い合わせフォームでも、お気軽にご連絡ください。ご家族のお話をじっくりうかがい、最適なサポートを一緒に考えます。
