「もう限界かもしれない」と感じている方へ
毎日の介護、本当にお疲れさまです。
「少し休みたいけど、休める時間がない」「誰かに頼りたいけど、頼り方がわからない」「このまま続けていけるのか不安」——そんな気持ちを抱えながら、それでも毎日がんばっているご家族は、たくさんいらっしゃいます。
在宅介護は、外からは見えにくい大変さがあります。24時間、365日、休みなく続く介護。自分の体調が悪くても休めない。そんな状況が続けば、心も体も疲れて当然です。
「つらい」と感じているなら、それは限界のサインかもしれません。
この記事では、在宅介護をしているご家族が抱えやすい悩みと、負担を減らすために使えるサービスをわかりやすくまとめました。一人で抱え込まなくていい方法が、きっと見つかります。
在宅介護で家族が抱えがちな5つの悩み
在宅介護をしているご家族に共通する悩みがあります。「自分だけじゃないんだ」と知るだけでも、少し気持ちが楽になることがあります。
1. 睡眠不足
夜中に何度も起きて、痰の吸引をしたり、体の向きを変えたり、トイレの介助をしたり。まとまった睡眠がとれない日が何か月も、何年も続くというご家族は少なくありません。
慢性的な睡眠不足は、判断力や集中力の低下を招き、介護する側の体調にも深刻な影響を及ぼします。
2. 仕事との両立が難しい
「介護のために仕事を辞めた」「パートの時間を減らした」という方は多くいらっしゃいます。収入が減ると、介護にかかる費用への不安もさらに大きくなります。
介護離職は、ご本人の将来にとっても大きなリスクです。仕事を続けながら介護ができる方法を探すことは、とても大切です。
3. 精神的な疲労
体の疲れだけでなく、心の疲れも深刻です。
「ちゃんとできているだろうか」「もっとこうしてあげたい」という自責の気持ち。「いつまで続くんだろう」という先の見えない不安。イライラしてしまった後の罪悪感。
介護をしているご家族の中には、うつ状態になる方もいらっしゃいます。心の疲れは、体の疲れよりも自分では気づきにくいものです。
4. 孤独感
在宅介護をしていると、外出の機会が減り、友人や知人との交流も少なくなりがちです。「自分だけが大変な思いをしている」「誰にもわかってもらえない」という孤独感は、介護の負担をさらに重くします。
同じ立場の人と話す機会がないと、悩みを共有することもできず、気持ちのはけ口がなくなってしまいます。
5. お金の不安
介護にかかる費用は、ご家庭によってさまざまです。医療費、介護用品の購入、住宅の改修、さらに仕事を減らしたことによる収入減。
「このまま家計がもつだろうか」という不安を、誰にも相談できないまま抱えている方がいらっしゃいます。
一人で抱え込まないで!使える支援サービス
「家族が介護するのが当たり前」と思っていませんか?
日本には、在宅介護をしているご家族を支えるための公的なサービスがいくつもあります。使える制度を知って、上手に頼ることが、介護を長く続けるためのコツです。
重度訪問介護
重い障害のある方のご自宅に、ヘルパーが長い時間滞在してケアをするサービスです。
普通のヘルパーさん(居宅介護)が1回30分〜1時間程度なのに対し、重度訪問介護は朝から晩まで、あるいは夜通し、長い時間そばにいてケアしてくれます。食事やお風呂の介助だけでなく、見守りや外出のサポート、痰の吸引などの医療的ケアにも対応しています。
「長い時間まとめてお任せしたい」というご家族に、とても合っているサービスです。
居宅介護(ホームヘルプ)
短い時間で、決まったお手伝いをしてもらうサービスです。食事の準備、掃除、洗濯といった家事の援助や、入浴・排泄の介助など、必要な場面にピンポイントで来てもらえます。
重度訪問介護ほど長い時間ではありませんが、「特定の時間だけ手を借りたい」という場合に使いやすいサービスです。
短期入所(ショートステイ)
一時的に施設に泊まれるサービスです。数日から最長で30日程度、施設でケアを受けることができます。
ご家族が体調を崩したとき、冠婚葬祭があるとき、あるいは「少し介護から離れてリフレッシュしたい」というとき——短期入所を使えば、安心してご本人を預けることができます。
相談支援
「どんなサービスを使えばいいかわからない」という方の相談にのってくれるサービスです。相談支援専門員(そうだんしえんせんもんいん)と呼ばれる担当者が、ご家族の状況をうかがい、利用できるサービスの調整やケア計画の作成を手伝ってくれます。
利用料は無料です。「何から始めたらいいかわからない」という方は、まず相談支援を利用するのがおすすめです。
重度訪問介護なら「長時間お任せ」ができる
ここからは、ご家族の負担を大きく減らせる重度訪問介護について、もう少し詳しくお話しします。
在宅介護で一番つらいのは、「ずっと気が抜けない」ことではないでしょうか。
短時間のヘルパーさんが来てくれている間だけは少し楽になっても、帰った後はまた一人で介護。夜は誰も来てくれないから、何度も起きて対応する。これでは、ご家族の体も心ももちません。
重度訪問介護を利用すれば、ヘルパーが長い時間そばにいてくれるので、その間ご家族はしっかり休むことができます。
- - 日中の数時間だけでなく、8時間、10時間、それ以上の長時間でもお任せできます
- - ご本人の体調が急に変わっても、そばにいるヘルパーがすぐに対応します
- - 痰の吸引や経管栄養など、医療的ケアにも対応できるスタッフが担当します
「ヘルパーさんがいてくれる間は、安心して眠れる」「自分の用事を済ませられる」——そんな時間ができるだけで、介護生活は大きく変わります。
「夜だけ」「休日だけ」でも頼れる
「毎日長時間お願いするほどではないけど、夜だけ来てほしい」「週末だけ手伝ってほしい」——そんなご希望にも、重度訪問介護は対応できます。
夜間だけの利用
夜中の介護が特につらいという方は多いです。痰の吸引や体位変換(体の向きを変えること)で何度も起きていると、慢性的な寝不足になります。
夜間だけ重度訪問介護を利用して、ご家族は別の部屋でぐっすり眠る。これだけでも、翌日の体力と気力は大きく違います。
休日だけの利用
平日はなんとかやれているけど、休日に自分の用事を済ませたい。たまには一人で外出したい。そんなときに、休日だけ重度訪問介護をお願いすることも可能です。
ご家族の予定に合わせた柔軟な利用
通院の付き添い、お子さんの学校行事、冠婚葬祭——介護があるからと諦めていたことも、重度訪問介護を利用すれば参加できるようになります。
利用する曜日や時間帯は、ご家族の生活に合わせて柔軟に調整できます。「こんな使い方はできるかな?」と思ったら、まずは事業所に相談してみてください。
費用は思ったより安い
「長時間来てもらうと、費用がすごく高いのでは?」と思うかもしれません。
実は、重度訪問介護は国の障害福祉サービスなので、ご家族がすべての費用を払う必要はありません。世帯の収入に応じた月々の上限額が決まっていて、それ以上は国や自治体が負担してくれます。
月々の自己負担の上限
- - 生活保護を受けている世帯 — 0円
- - 住民税がかかっていない世帯(非課税世帯) — 0円
- - 住民税がかかっている世帯(所得割16万円未満) — 月の上限9,300円
- - それ以外の世帯 — 月の上限37,200円
この上限を超える金額を請求されることはありません。
たとえば、毎晩8時間の夜間ケアを1か月間お願いしたとしても、上限が9,300円の世帯なら月々の支払いは最大9,300円です。非課税世帯の方なら0円です。
「長時間お願いすると高くなる」と思い込んで利用を諦めている方がいらっしゃいますが、上限額の仕組みを知れば、思ったよりずっと安く利用できることがおわかりいただけると思います。
お金の相談もできます
「うちの世帯だと上限はいくらになるの?」「申請の方法がわからない」という場合は、市区町村の障害福祉課や相談支援の窓口で教えてもらえます。遠慮なく聞いてみてください。
まずはここに相談しよう
「介護がつらい」「助けがほしい」と思ったとき、最初の一歩は誰かに相談することです。
市区町村の障害福祉課
お住まいの市区町村の役所にある「障害福祉課」が、最初の相談窓口です。「在宅介護が大変で、使えるサービスを知りたい」と伝えてください。利用できるサービスの案内や、申請の手続きについて教えてもらえます。
電話でも窓口でも相談できます。まだ具体的に何を頼みたいか決まっていなくても大丈夫です。
相談支援事業所
「どんなサービスが自分たちに合っているかわからない」という場合は、地域の相談支援事業所に相談する方法もあります。相談支援専門員が、ご家族の状況に合わせてサービスの組み合わせを一緒に考えてくれます。利用料は無料です。
ノベラクトケアにもお気軽にご相談ください
ノベラクトケア(株式会社Noveract)は、埼玉県川越市に本社を置き、さいたま市西区にも事業所を構える重度訪問介護の事業所です。
- - 24時間365日対応 — 夜間・休日・年末年始でも対応しています
- - 全スタッフが医療的ケアの資格を保有 — 痰の吸引や経管栄養に、どのスタッフでも対応できます
- - 「夜だけ」「休日だけ」などの柔軟な利用が可能 — ご家族のご希望に合わせてプランを調整します
「うちの場合はどうなるの?」「まだ受給者証がないけど相談できる?」「費用のことが心配」——どんなご質問でも構いません。
電話番号:048-871-6572
お電話でもお問い合わせフォームでも、お気軽にご連絡ください。介護を一人で抱え込まず、頼れるところに頼る。それが、ご家族もご本人も笑顔で過ごすための第一歩です。
