「退院はできた。でも、昼間ずっと付き添うのは正直しんどい」――。
脊髄損傷で在宅生活を始めたご家族から、私たちノベラクトケアが埼玉でよくいただくのが、この「日中」のご相談です。

脊髄損傷は、ALSのように進行する病気とは違い、受傷後の状態をベースに、これからの生活を組み直していくという特徴があります。だからこそ「自分でできること」と「介助が必要なこと」を整理し、日中の支援をどう組むかが、在宅生活を続けられるかどうかの分かれ目になります。

この記事では、脊髄損傷の方の日中の在宅支援を埼玉で受けたいご家族に向けて、重度訪問介護で何ができるのかを、公式情報をもとに整理します。脊髄損傷の在宅介護全般(必要なケア・使える制度4つ・介護保険との違い)は脊髄損傷の家族を在宅介護するには?必要なケアと使える制度4つを解説もあわせてご覧ください。

退院後、「日中」でつまずくご家庭は多い

脊髄損傷で退院し在宅生活を始めると、日中はこんな状態になりがちです。

  • 家族が仕事や用事で離れたいのに、昼間つきっきりになっている
  • 体位変換や排泄の介助で、日中も目を離せない
  • 自分でできる動作と介助が必要な動作の線引きが、まだ手探り
  • 「昼間だけでも誰か来てくれたら」と思っても、頼り方が分からない

脊髄損傷では、損傷のレベルによってできる日常動作がある程度決まるため、ご本人ができる動作と介助が必要な動作を整理し、自立支援を考えていくことが大切とされています(出典: 公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット「脊髄損傷の在宅介護」)。退院後は、障害者総合支援法に基づくサービスを受けながら、生活を組み立てていくことになります。

自立を尊重しながら、必要なところだけ支える

脊髄損傷の方の日中支援に、重度訪問介護はよく合います。「全部やってもらう」のではなく、ご本人ができることは活かしつつ、必要なところだけ支えるという使い方ができるからです。

長時間そばにいて、必要なときに動く

重度訪問介護は最大1日24時間まで、同じヘルパーが長時間そばに滞在する制度です(出典: WAM NET「重度訪問介護」)。「家族が仕事に出る日中だけ」といったまとまった時間、そばにいてもらえます。

見守りも支援に含まれる

「常に何かをする」より「そばにいて、必要なときに介助する」という支援が中心になります。重度訪問介護は見守りも支援に含まれるため、ご本人の自立を尊重しながら、必要な場面だけ手を貸せます(出典: WAM NET「重度訪問介護」)。

褥瘡(床ずれ)の予防

脊髄損傷では、感覚が低下した部位に床ずれができやすく、ポジショニングや体位変換による予防が重要です(出典: 健康長寿ネット「脊髄損傷の在宅介護」)。日中の支援で、こうした予防のケアも任せられます。

脊髄損傷の方の日中支援について、ご本人ができること(活かして任せる範囲)と介助が必要なこと(重度訪問介護が支える範囲)を左右に対比させ、中央に「線引き」を置いた2パラダイム比較の図解。
脊髄損傷の方の日中支援について、ご本人ができること(活かして任せる範囲)と介助が必要なこと(重度訪問介護が支える範囲)を左右に対比させ、中央に「線引き」を置いた2パラダイム比較の図解。

日中にしてもらえること

日中の重度訪問介護では、たとえばこんなことをお願いできます。

ご本人が「これは自分でやりたい」という動作は尊重し、介助が必要な場面だけ支える――その線引きを、ご本人・ご家族と一緒に決めていきます。

ノベラクトケアは「自立を尊重する支援」を大切にしています

ノベラクトケア(株式会社Noveract)は、埼玉県川越市に本社、さいたま市西区に事業所を構え、24時間365日体制で重度訪問介護を提供しています。全スタッフが医療的ケアの資格を保有しています。

私たちは、「できることまで奪わない」支援を大切にしています。脊髄損傷の方が、ご自身のペースで在宅生活を組み立てていけるよう、必要なところだけをしっかり支えます。

ご相談・お問い合わせ

「日中だけ頼めるか聞きたい」「自分でできることは活かしたい」――その段階で構いません。ノベラクトケアでは、脊髄損傷の方の日中支援のご相談を無料で承っています。

  • 電話: 048-871-6572(平日9:00〜18:00 / 緊急のご相談は24時間対応)
  • お問い合わせフォーム: /contact
  • 対応エリア: 川越市・さいたま市をはじめ埼玉県全域

ご本人の状態や、家族が離れたい時間帯をお聞かせいただければ、どんな支援が組めるかを具体的にお答えします。

こんな場合はどうなる?よくある質問

Q. 日中だけ・昼間の数時間だけの利用はできますか?

できます。重度訪問介護は最大1日24時間まで連続したケアを受けられる制度で、「家族が仕事に出る日中の数時間だけ」といった使い方も可能です(出典: WAM NET「重度訪問介護」)。

Q. 脊髄損傷は重度訪問介護の対象になりますか?

障害支援区分4以上で、二肢以上の麻痺など一定の要件を満たせば対象になります。脊髄損傷(とくに頸髄損傷など)は重度訪問介護の対象になる代表的なケースです。対象かどうかは「うちの家族も使える?」重度訪問介護の対象をわかりやすくチェックで確認できます。

Q. 自分でできることまでやってもらう必要がありますか?

いいえ。重度訪問介護は「全部やってもらう」サービスではありません。ご本人ができる動作は活かし、介助が必要な場面だけ支える使い方ができます。脊髄損傷では、できる動作と介助が必要な動作を整理して自立支援を考えることが大切とされています(出典: 健康長寿ネット「脊髄損傷の在宅介護」)。

Q. 退院前から相談しておいたほうがいいですか?

はい。退院後にスムーズに在宅生活へ移れるよう、退院前から相談支援専門員や事業所に相談し、申請や事業所選びを進めておくことをおすすめします。申請の流れははじめての障害福祉サービス|申請の流れを5ステップでわかりやすくをご覧ください。

参考・出典

  • 独立行政法人福祉医療機構(WAM NET)「重度訪問介護」
  • 公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット「脊髄損傷の在宅介護」
  • 厚生労働省「障害福祉サービスの内容」

※支給決定の内容やサービスの組み合わせは、ご本人の状態や市町村によって異なります。最新かつ詳細な内容は、必ずお住まいの市町村の障害福祉担当窓口・相談支援専門員にご確認ください。