入間市で重度訪問介護を調べ始めると、「障害福祉課」という名前の窓口が見つからずに戸惑うことがあります。入間市では障害のある方の手続きを福祉部 障害者支援課が受け持っており、課の直通番号も公開されていません。代表番号に電話して、どの担当につないでもらうかを知っておくと、最初の一本がスムーズになります。
先に、要点をまとめます。
- 重度訪問介護の申請先は、入間市役所C棟1階の障害者支援課 障害援護担当です。直通番号はなく、代表04-2964-1111に電話して「障害援護担当(内線1334〜1338)」と伝えます
- 何を使えばよいか分からない段階なら、市役所B棟3階の障害者相談支援センターりぼん(04-2901-7088)で、福祉サービスの手続きを含む生活の相談ができます
- 入間市には、家族が急病や事故で介護できなくなったときに備える「緊急時対応のための利用登録」があります。重度訪問介護の申請とあわせて検討しておく価値があります
窓口の情報は、入間市公式ウェブサイトの各ページと「障害者のしおり(令和8年8月1日版)」で2026年10月6日に確認した内容です。内線番号や受付時間は変わることがあるため、お出かけ前に電話で確かめてください。
そもそも重度訪問介護とはどんなサービス?
重い障害のある方の自宅にヘルパーが長時間とどまり、食事・排せつ・入浴などの介護、家事、外出時の移動中の介護までをまとめて行う障害福祉サービスです。入間市では障害支援区分4以上の方が対象です。
入間市の「介護給付」のページでは、重度訪問介護の対象者を「障害支援区分が区分4以上で常時介護を要する重度の肢体不自由者又は知的障害若しくは精神障害者」としています(出典: 入間市「介護給付」)。同じ訪問系の居宅介護(ホームヘルプ)は決まった用事のために短時間訪問するサービスで、重度訪問介護は見守りを含めて長い時間をまとめて支えるサービス、と分けて考えると整理しやすくなります。
主な利用者は、ALS、筋ジストロフィー、脊髄損傷、脳性麻痺などで常に介護が必要な方です。対象者の条件や居宅介護との違いを先に押さえたい方は、「重度訪問介護って何?」家族が知っておきたい基本をやさしく解説にまとめています。
入間市で重度訪問介護の申請窓口はどこ?
入間市役所C棟1階の福祉部 障害者支援課です。障害福祉サービスの申請は、課のなかの「障害援護担当」が受け付けています。
入間市の障害者支援課は、主に2つの担当に分かれています。どちらの担当が何を受け持つかは、市が配布している「障害者のしおり」の各項目に「窓口」として書かれています(出典: 入間市「障害者のしおり(令和8年8月1日版)」、内線番号は入間市「内線番号一覧(令和8年4月1日現在)」)。
| 担当 | 内線 | 主な業務 |
|---|---|---|
| 障害援護担当 | 1334〜1338 | 障害福祉サービスの申請(重度訪問介護を含む)、障害者手帳、補装具、移動支援などの地域生活支援事業 |
| 障害福祉担当 | 1331〜1333 | 特別障害者手当などの手当、重度心身障害者医療費助成 |
- 所在地: 〒358-8511 入間市豊岡1-16-1 入間市役所C棟1階
- 電話: 04-2964-1111(代表)。課の直通番号は公開されていません
- FAX: 04-2965-0232
- 窓口・電話受付時間: 9時〜16時30分(土日祝日・年末年始を除く)
(出典: 入間市「障害者支援課」「福祉部 障害者支援課」)
代表番号にかけたら、「障害福祉サービスの申請について相談したいので、障害者支援課の障害援護担当をお願いします」と伝えると、担当につながります。周辺の市では課の名前が「障害福祉課」「障がい者福祉課」となっていることが多いため、検索や問い合わせの際に名前の違いで迷わないようにしておきましょう。
申請に使う「サービス等支給申請書」と記入例は、入間市の公式サイトからダウンロードできます。新規・変更・更新のどの申請にも同じ書式を使います(出典: 入間市「サービス等支給申請書 書式一式」)。
申請の前に相談したいときは、どこに連絡する?
サービスの選び方から相談したいなら、市役所B棟3階の障害者相談支援センターりぼん(04-2901-7088)です。市の障害者支援課でも相談はできます。
りぼんは、入間市から委託を受けた法人が運営する相談窓口で、福祉サービスの情報提供、専門機関の紹介、福祉サービスの手続きなどの生活相談に応じています。対象は障害のある方とその家族、介護をしている方などの関係者です(出典: 入間市「相談支援事業・就労支援事業」)。
同じB棟3階のりぼんの中には、入間市障害者基幹相談支援センター(代表04-2964-1111 内線3203、平日8時30分〜17時15分)もあります。こちらは市内の相談支援事業所への助言や、相談機関どうしのネットワークづくりの中核を担う機関です(出典: 入間市「入間市障害者基幹相談支援センター」)。
| いまの状況 | 最初の連絡先 |
|---|---|
| どのサービスが合うのか分からない、介護が限界に近い | 障害者相談支援センターりぼん(04-2901-7088) |
| 退院に向けて病院から重度訪問介護の利用を勧められ、申請を始めたい | 障害者支援課 障害援護担当(代表から内線1334〜1338) |
| 障害者手帳もまだ持っていない | 障害者支援課 障害援護担当(手帳と障害福祉サービスをあわせて相談) |
| 市役所まで出向くのが難しい | 下記のオンライン相談、または電話で相談 |
入間市は、障害者手帳・障害福祉サービス・生活相談・就労相談をZoomで受けるオンライン相談も案内しています。入間市LINE公式アカウントから予約し、平日9時〜17時のあいだで1回30分です(出典: 入間市「障害に関するオンライン相談はじめました!」)。案内ページは2023年6月の更新のため、利用したい場合は実施状況を電話で確かめてから予約してください。
相談支援専門員が何をしてくれるのか、計画を自分で作る「セルフプラン」との違いは、相談支援専門員って何をしてくれる人?サービス等利用計画とセルフプランの違いで説明しています。
入間市での申請から利用開始までの流れは?
相談→申請→認定調査→審査会での区分の決定→サービス等利用計画案の提出→支給決定と受給者証の交付→計画の作成と契約→利用開始、の順に進みます。利用が始まったあとも、相談支援専門員が定期的に利用状況を確認します。
入間市の「障害者のしおり」に載っている利用の流れを、家族の側から見た順番に並べ直すと次のようになります(出典: 入間市「障害者のしおり(令和8年8月1日版)」8-③)。
- 相談: 障害者支援課や指定特定相談支援事業所に、サービスの利用について相談します
- 申請: サービス等支給申請書を障害者支援課に出します
- 認定調査: 障害支援区分の認定調査を受けます。入間市は80項目の調査を行います
- 計画案の作成依頼: 認定調査と並行して、相談支援事業所に「サービス等利用計画案」の作成を頼みます。事業所は、どのサービスをどのくらい使うかの案を作ります
- 審査会と区分の決定: 障害支援区分認定審査会の判定をふまえて、市が区分を決めます
- 計画案の提出: 計画相談支援の利用申請をしたうえで、計画案を市に出します
- 支給決定と受給者証の交付: 市が支給を決め、受給者証が届きます。内容を確認します
- 計画の作成・契約・利用開始: 相談支援事業所がサービス等利用計画を作り、事業所と契約して利用が始まります
- モニタリング: 利用が始まったあとも、相談支援専門員が利用状況を確認し、続ける・変える・やめるを一緒に考えます
認定調査で何を聞かれるのか、区分がどう決まるのかは、障害支援区分の認定調査で聞かれる80項目|家族が知っておきたい答え方の基準で全国共通の基準をもとに解説しています。夜中の体位変換やたんの吸引のように、調査の時間帯には見えない介護は、日付と回数をメモにして渡すと調査員に伝わります。
入間市のしおりには、介護保険制度の対象になる方は介護保険のサービスを優先して使うこと、知的障害・精神障害は手帳がなくても医師の意見書等で障害が認められれば利用できること、難病の方も対象になることも書かれています。65歳前後の方は65歳になったら重度訪問介護は使えなくなる?で、介護保険との関係を確認しておくと、申請の場で話が早くなります。
利用料はいくらかかる?
サービスにかかった費用の1割を事業所に払いますが、所得に応じた月ごとの上限があります。生活保護受給世帯と市民税非課税世帯は0円、課税世帯は9,300円または37,200円が上限です。
入間市の「障害者のしおり」に載っている、18歳以上の方の負担上限月額は次のとおりです(出典: 入間市「障害者のしおり(令和8年8月1日版)」7)。
| 区分 | 世帯の状況 | 負担上限月額 |
|---|---|---|
| 生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 |
| 低所得 | 市民税非課税世帯 | 0円 |
| 一般1 | 市民税課税世帯で所得割16万円未満(施設入所者・グループホーム利用者を除く) | 9,300円 |
| 一般2 | 上記以外の市民税課税世帯 | 37,200円 |
18歳以上の方の所得を見るときの「世帯」は、本人と配偶者だけです。親やきょうだいと同居していても、その収入は判定に入りません。利用時間が長くなっても、ひと月に払う額はこの上限で止まります。区分ごとの計算のしかたは介護サービスの費用が不安な方へ|自己負担0円になるケースも解説で説明しています。
家族が急に介護できなくなったときに備えるには?
入間市には「緊急時対応のための利用登録」があります。事前に登録しておくと、介護している家族が急病や事故で動けなくなったときに、短期入所などの手配につなげてもらえます。
入間市の案内によると、登録できるのは次の3つすべてに当てはまる方です(出典: 入間市「障害のある方の緊急時の受け入れについて」、2026年1月22日更新)。
- 市内在住で、在宅で生活している障害のある方
- 介護者や保護者が急病などで介助や見守りができないときに、支援が必要になる方
- 介護保険の要介護・要支援認定を受けていない方
登録は、市の登録フォームからインターネットで行うか、登録書を障害者支援課に出します。登録書は障害者支援課と障害者相談支援センターりぼんにもあります。同じページのよくある質問で、市は「もしも」のときの備えには、受給者証を事前に取って日ごろからサービスを使っておくことも含まれる、と答えています。
重度訪問介護を毎日使っているご家庭でも、夜間はご家族だけで見ている時間帯があることは珍しくありません。その時間に家族が倒れたらどうなるかを、申請の相談のときに一緒に話しておくと、支援の組み立てが具体的になります。家族が休むための入院・預かりの制度はレスパイト入院って何?埼玉県の在宅難病患者一時入院事業と重度訪問介護との併用でまとめています。
人工呼吸器やたん吸引が必要な方が知っておきたい入間市の支援は?
在宅で医療的ケアを受けている方向けの「災害対応サポートブック」のほか、重度の身体障害がある方向けの入浴サービスや寝具乾燥車の派遣など、市独自の支援があります。窓口はいずれも障害者支援課です。
入間市のしおりと公式サイトに載っている支援のうち、重度訪問介護を使う方と関わりが深いものを整理します。
| 支援 | 対象・内容 | 窓口 |
|---|---|---|
| 災害対応サポートブック | 在宅で人工呼吸器やたん吸引器などを使う方とその家族が、災害に備えて日ごろの準備や医療情報を書きとめておく冊子。PDF・Excelで配布 | 障害援護担当 |
| 在宅重度身体障害者入浴サービス | 身体障害者手帳1・2級で、家族だけでは入浴が難しく、医師から入浴の許可を得ている方。65歳以上の方と、40歳以上で介護保険の特定疾病に当たる方は対象外 | 障害援護担当 |
| 重度身体障害者寝具乾燥車の派遣 | 身体障害者手帳1・2級の方。月1回、寝具を乾燥。費用は無料 | 障害援護担当 |
| 補装具費の支給 | 車いす・電動車いすなど。入間市が援護する在宅の方は、自己負担分を助成する制度があり原則自己負担なし(世帯に市民税所得割46万円以上の方がいる場合は支給対象外) | 障害援護担当 |
| 重度心身障害者医療費助成 | 対象の手帳をお持ちの方の医療費の窓口負担を助成 | 障害福祉担当 |
(出典: 入間市「災害対応サポートブック(在宅で医療的ケアを受けている方やそのご家族用)」2025年1月20日更新、入間市「障害者のしおり(令和8年8月1日版)」9・10-④・11-②・4-①)
医療費の助成について対象の手帳や所得制限を詳しく知りたい方は、重度心身障害者医療費助成(マル福)とは?埼玉県の対象・自己負担・申請をやさしく解説をご覧ください。停電や地震への備え全体は、災害・停電が起きたら、うちの家族はどうなる?|重度訪問介護を使う在宅家族の災害備えガイドで整理しています。サポートブックに書きとめた内容は、ヘルパー事業所とも共有しておくと、災害時にヘルパーがその場にいた場合の動きを決めやすくなります。
所沢市や狭山市から引っ越してくる場合はどうなる?
障害福祉サービスの支給決定は住んでいる市が行うため、在宅で暮らす方が入間市に転入したら、原則として入間市であらためて申請します。
入間市は所沢市・狭山市と隣り合っており、生活圏が重なるご家庭も多い地域です。ただし窓口の名前も電話のつながり方も市ごとに違います。所沢市は障害福祉課(04-2998-9116)、狭山市は障がい者福祉課 福祉サービス担当(04-2941-2679)が窓口で、手続きの流れは所沢市 重度訪問介護の申請窓口は?電話番号と支給決定までの流れと狭山市 重度訪問介護の申請窓口は?基幹相談支援センターと障がい者福祉課の使い分けで整理しています。
引っ越しの日が決まった段階で、前の市と入間市の両方に連絡しておくと、サービスが途切れる期間を短くする相談ができます。県内の他の市の窓口名は埼玉で介護の相談をしたい|無料で頼れる窓口と相談先一覧で一覧にしています。
ノベラクトケアは入間市でも重度訪問介護を提供しています
ノベラクトケア(株式会社Noveract)は、埼玉県川越市に本社、さいたま市西区に事業所を置き、24時間365日体制で重度訪問介護を提供しています。入間市も対応エリアです(入間市の対応エリアページ)。
入間市の受給者証の交付後に契約する事業所は、市内・市外のどちらでもかまいません。支給決定は入間市が行うもので、事業所が決めるものではありません。受給者証が届く前の段階でも、ノベラクトケアとして入間市のどの時間帯に伺えるか、どんな支援に対応できるかはお答えできます。申請の準備と並行して事業所の目星をつけておきたい方のご相談は、お電話(048-871-6572)またはお問い合わせフォームで受け付けています。
出典
- 入間市「福祉部 障害者支援課」「障害者支援課」(所在地・電話・受付時間)
- 入間市「内線番号一覧」(令和8年4月1日現在)
- 入間市「障害者のしおり」(令和8年8月1日版)
- 入間市「介護給付」「サービス等支給申請書 書式一式」
- 入間市「相談支援事業・就労支援事業」「入間市障害者基幹相談支援センター」「障害に関するオンライン相談はじめました!」
- 入間市「障害のある方の緊急時の受け入れについて」(2026年1月22日更新)
- 入間市「災害対応サポートブック(在宅で医療的ケアを受けている方やそのご家族用)」(2025年1月20日更新)
よくある質問
入間市に「障害福祉課」はありますか?
入間市で障害のある方の手続きを受け持つのは、福祉部 障害者支援課です。重度訪問介護などの障害福祉サービスの申請は、課のなかの障害援護担当が受け付けています。場所は入間市役所C棟1階です。
入間市の障害者支援課の電話番号は?
課の直通番号は公開されていません。代表04-2964-1111に電話し、障害福祉サービスの申請なら障害援護担当(内線1334〜1338)、手当や医療費助成なら障害福祉担当(内線1331〜1333)と伝えます。受付は平日9時〜16時30分です。
申請する前に相談だけすることはできますか?
できます。市役所B棟3階の障害者相談支援センターりぼん(04-2901-7088)が、福祉サービスの情報提供や手続きを含む生活相談に応じています。障害者支援課でも相談できます。
入間市外の重度訪問介護事業所と契約できますか?
できます。入間市は、障害福祉サービスの施設や事業者について、市外の施設・事業者も利用できると案内しています。ただし、その事業所の対応エリアに入間市が入っているかは、事業所に確認が必要です。
家族が急に倒れたときに備えて、何か登録できますか?
入間市の「緊急時対応のための利用登録」があります。市内在住で在宅生活をしている障害のある方のうち、介護保険の要介護・要支援認定を受けていない方が対象です。登録フォームからインターネットで登録するか、登録書を障害者支援課に出します。

